潜水艦inノルウェー

朝起きたら吹雪でした。そんな日に限って、ラボのゼミ開催日。雪の中えっちらおっちら、学校まで行きました。
 

今日の発表者は、ノルウェーから半年間来られている研究者のおじさん。テーマは、魚に含まれる重金属・化学物質について。

いろんな研究をやっていたのですが、そのうち一つに、ノルウェー沖に沈んでいる第二次世界対戦中のドイツ軍潜水艦から染み出している水銀調査というものがありました(新聞記事)。

英国軍に撃墜されたというこの潜水艦、その中にはドイツから日本へ密かに運んでいた水銀60kgが含まれているらしく、水深150mのところでいまも眠っているそうな(今でも一応密閉されている模様)。彼のチームは、その潜水艦の近くで取れるお魚の水銀濃度をモニタリングをしているとのこと。幸運なことに、濃度はそんなに上がっていないそうですが、まぁ時限爆弾ですよね。戦争の遺物は海中にもあるんだと、なんだか妙に感心してしまった研究でした。

ところで、「そういえば、海草にはヒ素が含まれているよね。あの寿司に巻くノリは大丈夫なの?」と教授に突然言われ、

  • 海苔からヒ素が検出されたというレポートは見たことがない
  • ただし、ヒジキは無機ヒ素濃度がWHO基準を超えているとのことで、イギリスとの間でちょっとした問題が生じている

という知識を総動員して、よし的確なコメントをしてやろうと決意したまではいいものの、「あれ、ヒジキ・・・って英語でなんて言うんだろう・・・」と1秒間悩んだ挙句、海苔の話だけでごまかしてしまいました。先生ごめんなさい。ヒジキの英語が分かったら、ご報告に参ります。(だれか、教えてください。)