半年を振り返って(大学編)

 昨日に引き続き、特別ゲストに、はてなのマスコット犬「しなもん」をお借りしております。今日のテーマは大学。

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し「それでは、大学の感想についてっと。で、一体ぜんたい、どんな勉強をしているの?」
は「それは、講義名を挙げればよいのでしょうか?」
し「だめ。『だれにでも分かる文章』と昨日言ったばかりでしょ。」
は「はぁ。うーんと。・・・。『人が病気になるのを防ぐためにはどうすればいいのでしょうか』ということですかね。一言で言うと。」
し「・・・。分かる文書ではあるけど、中身は全く分からん。まぁいいや。で、その感想は?」
は「うーん、思ったより授業は難しくない。まぁ、比較対象が僕のいっていた大学院in日本なので、その比較が適切かどうかという問題はあるけど。*1
し「ありー、そんなもんなんですか?」
は「だいたいどの授業も、中身は大学の教養〜専門1年目くらいのレベルかなと。明らかに、日本の大学院のほうが、難しいことをやっている。多分、うちの大学院の授業は、知らない人のために基礎を教えているんだと思う。それ以上に突っ込んでやりたい人は、自分でご自由にどうぞの世界なのでしょう。」
し「よく『アメリカの大学生はすごく勉強する』と言われているけど、実際はどう?」
は「宿題は多いですよ。ついでに、事前に読んでこいと言われるものも多い。要するに、予習復習を強制されているんですよ。日本ではこんなことは無かった。*2
し「ふーん、なんか息が詰まりそう」
は「確かに、土日は大抵宿題でつぶれてしまうからね。そりゃ仕方ない」
し「そんなんで、楽しかったりするの?」
は「まぁ、新しいことを知るのは、それなりに楽しいし。」
し「まあでも、授業の中身は簡単なんでしょ。なら余裕でしょ!」
は「いや、そこにそこに重大な落とし穴があるんですよ。言語という・・・」

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し「げんご?英語のこと?」
は「いえす」
し「なんだ、英語くらい僕でもできるよ」
は「ほほー、だいたい先は読めるけど、例えば?」
し「ではお言葉に甘えて。『数字の1を英語でいうと何か?』『one』。『( )の中に当てはまる単語を答えよ。I ( ) speak English.』『can』。どんなもんだい」
は「参りました」
し「で、どんなお悩みを?」
は「何より、発音。『日本語の母音は5個(aiueo)。一方、英語の母音は12個あり、そのうち11個は日本語のそれと違う。日本語の母音を当てはめて適当にしゃべっても、通じるわけが無い』ということらしいです。」
し「なななるほろ」
は「あとは単語。体力の半分は、単語覚えに使いましたよ。病気の名前とか臓器の名前とか、今まで見たことも聞いたことも無いようなものばっか」
し「ふーん、聞いたりしゃべったりするのは?」
は「聞く能力は、慣れもあるから徐々に上がっていくんでしょう。しゃべるのも然り。たださきも言ったように、発音だけは、注意して直さないと一生だめのような気がしておりますです。はい。『アメリカに行ったら英語が話せるようになる」ということはあり得ない。(id:fkitty:20041222#p2より)』というお言葉はまさにその通りかと」
し「まぁいずれにせよ、ボクには関係ないね。ふふふーん。」
は「いいなぁ・・・」

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し「あとはあとは?お友達は100人できた?毎日学校いってる?お料理の腕前は?」
は「では、明日はそんな生活のお話を。乞うご期待」
し「また明日。」

*1:ボクが日本で行っていた大学は、基本的には研究者を育てることを目的としていたところ。一方ここは、主に社会人経験を有する人にさらなる知識を与えることを目的としているところ。その差は大きい。

*2:遊園地と言われる日本の大学の中でも指折りの放任主義を誇っていた大学と、ケーススタディーと宿題の多さを自慢している大学の比較は、これまた無意味かな