村上龍さんvs近藤くん

BostonLetter2006-04-28


id:jkondoさんちのページに、村上龍さんとのおしゃべりが動画でのっていたので、ちと見てました。「はてなの紹介」といっておきながら、後半は今度出演する「カンブリア宮殿」の予告編になっているのはご愛嬌。
http://d.hatena.ne.jp/jkondo/20060429

まぁそれはさておき。

村上龍さん(なんど変換しても硫酸になる)からのリクエストに「はてながここまで成功した理由を、あきらめるな、とかその手の精神論だけではなく話して欲しい。またその理由も、近藤さんしかできなかったことと、誰でも出来うることを分けて話していただければ」というものがありました。

さすが面白いことを言うなと眺めていたのですが、これ、なかなか難しいリクエストだなと考え込んでしまいました。僕だったらなんと答えようかと。

そこで思い返したのが、先日のJapan Tripの最中に、何度も聞かれた「ハーバードに入るために何が必要?」という質問。とにかく努力すること?途中であきらめないこと?はたまた、推薦状やエッセーの傾向と対策を入念に調べること?あらかじめ先生に会って熱意を示すこと?どれも、必要なことですが、実はそんなことよりも、「なぜハーバードに来たいのか」「ハーバードで学んだことをどう世界に使いたいのか」という具体的な目標を語れるようになることが一番必要だと説いて回ってきました。ハーバードに入ることが目標、としているようでは、admission letterは遠いよ、と。

実はこの認識をぼくに植え付けたのは、他でもない近藤さんでした。数年前、はてながとある賞のグランプリを逃したときに彼に電話をして「残念だったね」と言ったのですが、彼は「はてなはまだまだ成長途中。大賞は、また次に取ればいい」とあっさりと言われたのです。ぼくが目先の目標(大賞受賞)のことを言っている傍らで、社長さんは、ずっとずっと先のことをちゃんと見ていたのですね。やられました。

実際に番組で近藤くんがどういうか楽しみですが(と言っても見れないので、だれかビデオで取っておいてくださいませ〜)、彼しか出来ない超人的なことではなく、「気がついていないだけで、実は誰でも心がけ次第で出来ちゃうこと」を、また、教えてくれることを楽しみにしております。