ボストン研究者交流会

MITでの日本人勉強会で、僭越にも講師役をやってきました。50名以上の聞きに来てくれたみなさま、ありがとうございました。

今回は、参加者の知的好奇心を満たしつつ、皆が楽しんでくれそうなネタをということで、最近話題のBSEをケースにしつつ「環境リスク」について科学的な話をした後に、身近な事例として、ボストン界隈の環境問題(水と鉛)についてお話しました。「なるべく分かりやすく」ということを念頭に、細かい議論をすべて吹き飛ばして、簡単シンプルな説明に終始したため、それなりに皆さんに楽しんでいただいたようです。よかったよかった。

ちなみに、内容もさることながら、今回のご自慢は、脱力系プレゼンです。


ところで、僕の前にしゃべった方はMITの才女で、発生生物学について話されたのですが、これが非常にインターアクティブなプレゼンで(個人のキャラもあるのでしょうが)感動しました。かっこよかったです。ぼくもあんなプレゼンができるようになりたいものです。内容も体の左右非対称性や右回り左回りなど、普段気にもしていないことばっかりで、目が覚めました。いろいろ面白いことは世の中にいっぱいあるんですね。

新版 自然界における左と右

こんな本があります。京都に居たころに少し読んだだけでしたが、今日の話をきいて、また読みたくなりました。日本に戻ったら買ってみよう。