白山スーパー林道

白山スーパー林道という林道が、白山のふもと、岐阜石川の山奥県境を走っています。この道、残念なことに、自動車専用道路となっており、自転車・歩行者は通行禁止となっています。その理由は「急カーブ急勾配が多く危険なため」。おかげで、この道はサイクリング部とって幻の道となっていました。そんな現状に反対すべく、京大サイクリング部現役有志が規制解除の運動を始めたようです。
http://www.kuccweb.com/HAKUSAN/

「とりあえず裁判を起こしてみて、公安委員会の禁止理由を問いただしてみればいいのに」、と思ってしまうのは、アメリカの訴訟社会に慣れてしまった身からですかね。

でもまぁ、(1)聞取調査結果をmp3に保存して、編集せずに全部webに載せる、(2)情報公開請求を出して、制定時の議論をすべて公開させる、(3)法律の専門家や管轄省庁がバックにいることをチラつかせつつ、今すぐにでも裁判を起こそうとしている様子を伝える、なーんて、プレッシャーをかける方法はいろいろありますわな。

と、なんだか、正しい行政いじめ方法になってしまいましたが、そんな強硬路線だけでなく、地元自治体にとってのメリットを一緒に考えてあげる、というようなマイルド路線も使いつつ、がんばって運動を広げていってほしいものです。

ところで、夜間通行禁止の理由が、「白山国立公園を縦断していることから、夜間に移動する野生動物を保護するため」というのは、あんまりのような気が。昼間移動する野生動物は保護しなくていいんかいな。というか、そんなところに道を通すなって。