水系感染症

 相変わらずCNNはカトリーナ報道一色ですが、今日の夕方くらいから水由来の感染症の話がメインになってきました。EPAやらCDC、軍の衛生担当の方が、飲料水がまともに手に入らない場合の対応方法を説明しています。やはり、あれだけ町が水に浸かってしまい、まともな衛生施設がない状況ですから、そりゃもう、感染症が蔓延することでしょうに。
 ここからは個人的な想像。おそらく、相当な数のA型肝炎赤痢コレラ、腸チフス患者が発生しているのでしょう。たしかA型肝炎は、少ないながらも人−人感染があるはずなので、不衛生な避難所では集団でやられてしまったかもしれません。まずいですね、まずいです。蚊の季節は終わりかけだと思うのですが、ウェストナイルウイルスは大丈夫だとは思いますが・・・。
 このような状況におかれたらどうするか。とにかく、ペットボトル水を飲むようにしましょう。なければ、水を沸かしましょう。最低1分、できたら10分。沸騰する熱源がない場合は、ごく少量の(数滴)の消毒液を混ぜて消毒しましょう。肝炎になるよりはましでしょう。下痢になったら、ポカリスエットを飲みましょう。なければ、塩水。

 それはさておき、うちの大学からも専門家が何名か現地に入っております。今日も、別の団体(というか政府)から、専門家募集のメールが回ってました。もし興味ある方がいれば、登録してあげてください。
https://volunteer.ccrf.hhs.gov/