日本食材屋さん

 さらに車を走らせ、サンノゼにある紀伊国屋書店に連れて行ってもらう。大きい。いやもちろん、日本にある本屋さんと比べたらちっこいもんだが、なんといってもボストンには、毎週土曜の午後にしか空いていない倉庫みたいな本屋しかないので、それに比べると質量ともに圧倒的である。
 さらに、向かいにあるスーパーマーケットによってみる。大きい。ボストンにあるスーパーの5倍はあろうか。しかも安い。日本に比べてやや高いくらい(ボストンだと2〜3倍)

 「ふんだ。ボストンにだって日本食スーパーあるんだしさ、買って帰ったりはしないよー」とか強がりを言いながら店内に入ったその刹那、入り口に置かれていた「バスクリン特価!」に感動して、1分くらい買うかどうかを迷う。「うーん、でも重いし」と断腸の思いで堪えて、奥に進むと、トロとウナギの試食コーナーがある。試食なんてそんな景気の良いもの、ボストンでは見たことがない。爪楊枝を数本消費して先に進む。そのさらに奥には、赤いキツネの群がいた。特価で$1。本気で買おうか迷う。

 いやー、ボストンでも買おうと思えば買えるけど、どれも高いから買わないんですよねー。こんなに普通のスーパーがあるなら、日本と同じ生活できますやん。すばらひい・・・。