「ボストンは怖いところ」

  さて、隣の部屋にいるパトリック(from 台湾)は、日本語がぺらぺらの弁護士さん。そんな彼は、ことあるたびに「ボストンは怖いところです」を口癖のように言っていて、僕たち安全神話の高い日本人に今日も警鐘を与えていてくれている。

 確かに、彼は到着早々デジカメを電車で盗まれ(後に、寮の廊下に落としただけだったことが判明)、彼と同室の日本人の弁護士さんは、部屋の鍵をデパートで盗まれ(後に、寮の部屋に置き忘れただけだったことが判明)るなど、災難続き。まぁ、いずれも、彼らの思い過ごしだったわけだが。要するに。

 そんな彼は、今日も、「ボストンは怖いところですからね〜」と言いながら、せっせと部屋の窓を閉めておりました。