映画鑑賞会

今年最初のホームパーティーは、同じ大学の日本人の方々を誘っての映画鑑賞会。見たのは、去年日本ではやったというウワサの「亡国のイージス」。

海上自衛隊のイージス艦がテロリストたちに乗っ取られ、化学兵器の標準を東京に合わせられたという状況下で、政府とテロリスト、乗務員の間で繰り広げられる戦闘と人間模様を描いた映画。無能な政府を傍目に、中間管理職サラリーマンと病的な愛国少年兵のコンビが、日本を襲った軍事的危機を救うというお話。まぁ、詳細は実際にご覧くださいませ。

さてさて。映画を見ながら思い出したのが、昔、北朝鮮が日本海に向けてミサイルを発射したこと。あのとき、タイのバンコクで夏のインターンをしていたんですが、「北朝鮮が日本に向けてミサイル発射」という情報だけが最初流れてきて、「げげ、これは帰れる国が無くなってしまうのでは！」と、結構真剣に思ったものでした。うちの大学にも、混乱状況下にある国から来ている人が何人かいるのですが、彼らの危機感は僕たち日本人の比ではないようです（もっとも、彼らは自国ではある種特殊な人間ですが）。まぁでも、ぼくが生きている時代に、いま超大国といわれている国の２つや３つは潰れるでしょうから、そろそろ僕達も準備しておいても損ではない気がします。

その意味では、この映画の感想でよく見られる「日本政府は真剣に考えるべきである」みたいな政府批判をするのは勝手で気楽ですが、結局のところ逃げているだけのような気がしますよね。それよりは、「いま日本政府がなくなったら、どうしようか」という案を考えておかなくっちゃ。僕の場合、幸いにして海外にいるので、とりあえずアメリカに難民申請をするのかな。難民と学生ビザの関係はどうなっているんだろう。その後は、いまお勉強していることが役に立つような仕事を探すのかな。

みなさんはどうします？