上下水道改善プロジェクト

 少しくらいは仕事の話を。
 モンゴルでは、ソ連崩壊(1991年)とともに当時旧ソ連によって運営・維持管理されていた施設が、今でもそのまま使われているのですが、異常に無駄の多く無計画な施設設計に加え、交換部品が手に入らないため、ほとんどの施設は廃墟と化しております。

(廃墟となり牛小屋と化している処理場。周りはごみだらけ)

 今回は、そのような現場実態を調査して、改善計画を作り、モンゴル政府にその現状を訴える、というのが全体の流れになります。うまくいけば、日本政府なり国連機関から資金援助が出て、実際の改善プロジェクトが始まるはずです。実際の現場では、施設を実際に見学し、どの部分をどのように改善すれば使えるのか、また、どのような施設が必要かをチェックしていくことになります。

 現状、上水道は、汚染されている水源からの地下水が、無消毒のまま、なんとか各家庭または近くの公衆水道所に運ばれている状態(日本の基準だと、よゆうでアウト)、下水道は垂れ流しです(日本だとありえない)。

 確かに明日死ぬわけではないのですが、病気はバンバン発生しているわけで、なんとか改善が進むとよいなと思っております。