中間試験
来週が春学期の真ん中ということもあり、中間試験やらレポートやらプレゼンやらを大量に抱えているのですが、本題は実はそこではないのです。
ある試験問題に、「あなたが○○という立場だとしたら、どうしますか(職を投げ捨てるという選択肢は除く)。」というものがありました。この手の設問は結構あるのですが、いつもこういうのを見るたびに思い出すことがあるので、せっかくなのでちと書いてみます。ただし、以下、重い話なので、気分がローな人は読まないほうがいいです。
官僚はなぜ死を選んだのか―現実と理想の間で (日経ビジネス人文庫)
- 作者: 是枝裕和
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2001/06
- メディア: 文庫
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なぜこのような事が起きてしまったのか、また、その後世の中がどう動いたのかは、ボクが薄っぺらな解説をここに書くよりも、実際に本を読んでいただいたほうがよいます。
ただまぁ、自殺という手段を用いた自己表現の評価は僕自身でも良く分かっていません。とてもそれを肯定する気にはなれないのですが、そうせざるを得なかった感覚は、分からなくもないというのが正直なところです。
余談ですが、ほとんど禁句のようになっていますが、うちの会社では何名もの方が自殺で亡くなられています。ボクもその昔、季節限定の激務部署に異動を命じられたとき、当時の上司から「何があっても、自殺だけはしてはいけない」と言われたのを思い出します。目が冗談ではなかったのが印象的でした。
試験の回答として「責任者として責任を感じ、腹を切ってお詫び申し上げます候」と書いても0点は目に見えているので書きませんが(僕が行っていた日本の大学だったら59点くらいはくれそう)、一度、欧米人に、この職業感覚を聞いてみたいところです。